僕が絵を描き始めた話
僕は小さい頃から絵をいつも描いていたような人間ではありません。
だけど自分で言うのもなんですが、子どもの頃は絵が上手い方でした。
でも絵を描くのも別に好きではなく、中学生になってからはほとんど描かなくなり、その後はびっくりするくらい下手になって、絵を描くこと自体が嫌いになっていました。
そんな僕が選んだ職業は、なぜかグラフィックデザイナー。
さらに2017年にはフリーに。
「職業、選び間違えてんちゃうか?」と思われても不思議じゃない。
でも、フリーになってから世界が変わりはじめたんです。
それが絵を描き始めたことだったり、このサイトを作った理由だったりするんですが、その話をさせてください。
と、ここまで前置きです。
フリーになる前は「見た目重視で」「インパクトのあるものを」という依頼が多く、
僕も深く考えず、そんなデザインを来る日も来る日もひたすら作っていました。
ただ今になって、そこには大切な「芯」みたいなものを入れられていなかったんだと気付きました。
ロボットに知能は入れたけど、心を入れてなかったようなもの。
そんな中、コロナで世界中が大変なことになりました。
世界中が重たい重たい感じ。
僕の仕事もピタッと止まりました。
そんな時、ふと絵を描き始めたんです。数十年ぶりに。
最初に描いたのは薬師如来さん。
「コロナが早くなくなったらいいな」
「コロナにかかってしまった人が、早く元気になったらいいな」
そんなことを思いながら描きました。
別に使命感があったわけでも、正義感に燃えていたわけでもありません。
なんとなく描きたいな〜。ほんとそれくらいの軽い気持ち。
僕の描いた薬師如来さんは、全然上手くない。
でもSNSにアップしてから、なぜかイラストを使ったロゴの依頼がやたらと来るようになりました。
国内だけじゃなく海外からも依頼が来て、気がつけば20ヶ国以上から。ありがたい。
でも、なぜ遠くの人が日本の僕に?と思っていたら、
「この絵には不思議な力がある」
と言ってくれる方が多かったんです。
スピリチュアル関係や想いを大切にしてる方からの依頼が増え、
逆に、売上第一!見た目第一!みたいな企業さんとは、だんだん仕事が合わなくなっていきました。
そんな時、ある方が僕に言ってくれました。
「あなたは、とてもスピリチュアルです」と。
その方は色々視える人で、僕からみたらその場にいた人はみんなバリバリのスピリチュアル。僕だけ場違いみたいな印象なのに、
「この場にいる誰よりもスピリチュアルです」と言われました。
え??僕がスピリチュアル??
僕、霊視とかできませんよ?
なんの能力もないですよ??
詳しく聞くと、「誰よりも愛が溢れている」
という意味でした。
それを聞いた時、すごくうれしかったし、なんだか涙が出そうになりました。
僕は自分のことを、どちらかというと冷たくて薄情な人間だと思っていたからです。
友人も本当に少ない。そんな僕が「愛が溢れている」と言ってもらえた。
それが本当にうれしかった。
その時から「愛」という言葉が大好きになり、意識するようになりました。
そして最近、ひとつ気づいたことがあります。
あの時に描いた薬師如来さん。
何も考えずに描いていたつもりだったけど、今思えば、意識せずに愛を込められていたんだと思ったんです。
それからも知らず知らずのうちに、依頼されたイラストやロゴの中に愛を込めることが出来ていた。
だから、こんなにもたくさんの人から依頼をいただけるようになったのかなぁ、と。
それしか今の状況を説明できないやん、と。
ある方には僕の絵には護符のような力があると言ってもらえました。
これにもとてもびっくりしました。
でも最近、そんな力があるならみんなの愛を守れるやんと。
またまたうれしくなりました。
そして最近は、もっとたくさんの人に愛を届けたいと思うようになりました。
愛といったらなんだか崇高すぎるし、届けたいなんておこがましいんですけど、そんな気持ちを大切に絵を描いていきたいなと思いました。
家族への愛。
大切な人への愛。
自分への愛。
人類への愛。
日頃の感謝という愛。
自然や地球への愛。
宇宙への愛。
いろんな愛があると思います。
国同士のイザコザも、ネットでの個人攻撃も、少しでも愛があれば、過程も結果も違ってくるんじゃないかなと思っています。
自分にとって大切なものにつながったり、忘れていた気持ちを思い出したり。
そんなきっかけになる絵を描きたいなあと思っています。